私の大学時代の友人に大学生にも関わらず借金300万を抱えた友人がいたのでお話したいと思います。
彼とは一緒にゲームしたりして大学の授業以外は共に過ごしていたので実態はよく知っています。
始まり
あれは一年生の頃私達はよく麻雀をしていました。そこである新聞屋の人と知り合います。元々友人はキャッシング付きのカードをもっていましたがキャッシング機能は使っていませんでした。
その新聞屋さんは
「お金を借りたい人がいる。
一ヶ月ですぐ返し利息もあるから貸してみないか?」とこう持ちかけました。
私はお金もありませんでしたし、友人にも怪しいからやめろと言っておきました。
その後焼肉に連れて行ってくれたりしたそうです。
彼は怪しいと思いつつもキャッシングを利用し17万円預けたそうです。
一度17000円が振り込まれ後日電話すると全く出ない。つまり残金を持ち逃げしたのです。
もちろん借用書なんて書いてません。
あとで聞いた話だと他にも100万円預けた人もいたらしいです。
その後新聞屋は詐欺で逮捕されたと聞きました。
それだけでも問題なのですが彼はキャッシングを一度使用してしまいました。
キャッシング利用後
彼はちゃんと毎月返済しました。で終わればよかったのですが…。
彼は借りる事に抵抗がなくなりました。
元々ギャンブル気質ですので負けることも多々あります。親からの仕送りでは足らずにキャッシングに手を出してしまいました。
当時規制が厳しくなるちょい前。
過払いとかが騒がれる前ですね。
気づけばサラ金にも手をだしていました。
月々の返済額はちゃんと返していたためドンドン限度額は増え300万近くなったのです。
仕送り10万円に対して8万円返済。
返す事でできる利用可能額が2万円
まさに自転車操業でした。
たまに金貸してくれって言われましたけどそんな状態で帰ってくるわけありませんからもちろん断りました。
かわいそうなんで飯くらいおごりましたけどね。
限界を迎える
これ以上借りないので(借りられない)やってはいけますが、元金は減りません。
利息ばかり払ってるわけです。
幸い?にも彼の実家は割と裕福。
絶対にキレられるだろうけど相談してみては?とアドバイスしてみました。
それはできないと一ヶ月そのままでした。
彼はさすがに限界を感じたらしく、親に電話をしました。
言われた言葉は「なんもいえねぇ」
だったそうです。
親もシブシブ返済金を貸してくれたそう。
これ親も甘いですね。本人が1番悪いですが。
その後
遊びはほどほどにし歯科医師になっていきました。働いてから今でも少しずつ返してるんだとか。
彼の生活を見ていると絶対に無駄な借金はいけないと感じましたね。
雪だるま式ってのは本当この事です。
借りるときはカードが財布と勘違いするみたいです。
ちなみにこのお話の期間は一年間におきた事ですが今思えばよくそんなに使いましたよね。