石破総理が辞めるとどうなるの?
いきなりですが、今の状況は?
2025年9月7日、石破茂首相はついに退陣の意向を表明しました。これは、7月の参議院選で自民党が大敗し、党内からの辞任圧力に耐えきれなかったことが背景にあります 。
彼は記者会見で「総裁選には出馬しない」とも明言。その結果、自民党は緊急の新総裁選挙を行うこととなりました 。
じゃあ、辞めたらすぐ誰がなるの?
今のところ、有力な候補として出ているのは、高市早苗氏、こども・農林水産大臣の小泉進次郎氏、林芳正氏など複数います 。
ほかにも、かつて経済安全保障担当大臣だった高市氏や令和派の重鎮も名前が挙がり続けています。石破さん自身は9月以降に予定されている新たな総裁選に出馬しないことを明らかにしているので、実質的に「ポスト石破」はこれらの議員たちによる争いになるでしょう 。
国会運営や政策はどうなる?
石破政権はすでに衆参両院で多数を失っており、与党としての力が弱まっている状態です。次の首相が決まっても、簡単に法案を通せる状況ではなくなります 。
そのため、**「連立工作」や「他党との協調」**によって多数派を形成し、法案を通す努力が必要です。それでも難しいようなら、衆議院の解散・総選挙も検討されるでしょう。こうした動きは、参院選の後にまさに現実味を帯びていました 。
市場や外国の反応は?
石破首相の退陣が発表されると、円の急落や長期国債利回りの上昇といった株・債券市場へのショックがすぐに表れました。政治の不透明感が高まったことで、金融市場は即座に敏感に反応したのです 。
また、石破氏がまとめた日米間の大規模な投資・関税交渉(5500億ドル投資と引き換え)が、次政権に引き継がれるかどうかも注目されています 。
身近な感じでまとめると…
例えば「会社の社長が辞めたとき」と似ていますね。辞任がきっかけで混乱が広がりますが、新しいリーダーが決まれば業務(政策)は続けられます。ただし、そのリーダーがうまくまとめないと、仕事(法案)がどんどん詰まってしまう…という状況